2012 新春賀詞交歓会

2012年02月03日

東北シールラベル印刷協同組合の賀詞交歓会が127日に行われました。仙台での開催がここ数年の定番となっておりましたが、今年は風評被害に苦しむ福島県で実施しようとの意見があり、郡山市のビューホテルアネックスが会場となりました。福島を応援しようと会場には組合員、協賛会員合わせて65名の方々が集まりました。

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3時からの勉強会第一部は、専務理事池原賢吾氏のコーディネートで『震災から工場再開までの道のり』をテーマにパネルディスカッションが行われました。津波で甚大な被害を被った㈱高橋シールの高橋稔氏、同じく双葉印刷㈱竹淵賢氏、そして双葉町から避難を余儀なくされたネットアンドプリント㈱木藤喜幸氏がパネラーとして登壇し、それぞれが震災当日の写真や映像を持参して復興までの厳しい道程を話されました。震災から後一カ月余りで一年を迎えますが、311日の映像は余りにも生々しく、またそうした苦境を乗り越えて再び会社を立て直した組合員に対して、参加者全員から温かい拍手が送られました。


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勉強会第二部は参議院議員桜井充氏より『世界経済の現況』の演題にて基調講演を頂きました。持参されたデータをもとに、マクロ経済の流れをリーマンショックやギリシャのデフォルト危機を絡めて、またGDPに関わる産業構造の比率などの重要なポイントを強調しながら、素人にも理解しやすく話して頂きました。講演の最後には組合員と同じ枠の中小企業の方々が、生き残りをかけて付加価値のある商品開発にどのように取り組んでいるのかという具体的な事例を列挙し講演をまとめられました。質疑応答での消費税増税に関する質問には、議員定数削減などの身を切る政策も必要だし、与党であるからには消費税を上げる環境を整備するのが急務、つまり成長戦略に予算を投入してデフレの解消を目指すことが先決であると答えられました。


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 講演終了後に13階の会場に移動して懇親会が開催されました。渡邉正昭理事長の挨拶に続いて協賛会代表幹事武山篤博氏の乾杯の音頭により宴がスタートしました。桜井議員を囲んで二時間に渡って楽しい交流の場となりました。

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蛇足ながら、懇親会終了後には郡山のK理事のセッティングで二次会が企画され、30名を越える方々が会場に流れました。制限時間一杯まで果てしなく盛り上がったのは言うまでもありません。東北のメンバーのノリの良さと協調性の強さには驚くばかりという一日でした。

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